撮影料をサイトに載せるか、「お問い合わせください」にしておくか。
出さない理由としてよく挙がるのは、「値切られる」「安いところと比べられる」です。 気持ちは分かりますが、出さなかったことで何が起きているかは、 あまり見られていません。
出さないと、比べられないのではなく、選ばれない
写真を頼もうとしている人は、たいてい複数のサイトを開いています。そのうち 1 つだけ金額が書いていなければ、比較から外れるだけです。
「高そうだから、まず聞いてみよう」とはなりません。「分からないから、分かるほうにしよう」になります。 比較されなかったのではなく、比較の土俵に乗らなかった。
出す場合の書き方
いくらからか、をはっきり書く
一番知りたいのは「最低いくら用意すればいいか」です。 ここが分かれば、あとは相談できます。
「30,000 円〜」だけでも足ります。上限は書かなくて構いません。
何が含まれるかを、同じ場所に書く
金額だけあって中身が無いと、結局問い合わせが必要になります。金額と内容は必ず並べて書いてください。
| 書く内容 | |
|---|---|
| 撮影料 | 30,000 円(1 時間・データ 10 枚込み) |
| 追加 | 1 枚 500 円 / 全データ 25,000 円 |
| 出張 | 市内無料、市外は実費 |
| 納期 | 2 週間(繁忙期は 3 週間) |
この 4 行があれば、問い合わせの前に判断できます。そして問い合わせてきた人は、金額を分かったうえで来ています。
「〜から」の使いどころ
価格に幅があるなら「〜から」で構いません。ただ、実際の平均から遠い数字を置かないこと。
「10,000 円〜」と書いて、実際はほぼ全員 40,000 円になるなら、 それは呼び込みであって料金表ではありません。会ってから増える金額ほど、信用を削るものはありません。
出さないほうがいい場合
いつでも出すべきだとは思いません。次のような場合は、 出さないほうが筋が通ります。
- 毎回まったく違う仕事をしている(企業案件、内容が都度変わる)
- 紹介だけで予定が埋まっていて、新規を増やす必要がない
- 相手の予算に合わせて設計する仕事として売っている
ただしその場合も、「だいたいの目安」は書けるはずです。「案件により 10 万円〜」でも、何も無いよりはるかに親切です。
値切られるのが怖い場合
金額を出すと値切られる、というのは順序が逆だと思います。値切られるのは、金額の根拠が見えないときです。
「1 時間・データ 10 枚込み」と書いてあれば、交渉するなら 時間か枚数を動かす話になります。何も書いていないと、金額そのものを動かす話になります。
中身を書くことが、そのまま値引き交渉への答えになります。
決めたら、変えたときに気づけるようにする
料金表を出すと、変えたときに全部直す必要が出ます。サイト、SNS のプロフィール、見積もりの雛形、申し込みフォーム。
どこか 1 か所が古いまま残ると、「サイトには 30,000 円と書いてありましたが」と言われます。値上げのときに一番効きます。
置き場所を 1 か所にまとめて、他はそこへリンクするのが安全です。
価格の決め方そのものは 写真 1 枚の値段は、逆から決める に、撮影料に何枚含めるかは 全部渡す、選んでもらう に書きました。この記事は、決めた金額をどう見せるかの話です。


